Material Design ガイドにある「What Is Material - Material properties」を紹介します。このエントリーは「Material Design Advent Calendar 2014」12月3日の記事です。
Material Design Advent Calendar 2014 - Adventar
Material properties
Materialには、特定の決まった特性や固有の動作があります。この性質を理解することはMaterialを利用しているときに、Material Designの考えと異なる方法で使おうとした場合に役立ちます。
Physical properties
Materialには x と y (dpsで計測した) に加えて均一の厚み(1dp)を有しています。Materialには必ず厚みがありゼロであることはありません。
良い例
- Materialの高さと幅は変えることができます
悪い例
- 材料は常に厚さが 1dp である必要があります
- 厚みを増やしたりゼロにしたりすることはできません
Materialに対する影の描画
良い例
影はマテリアル要素間の相対的な標高(z位置)から自然に生じます。
悪い例
Materialに対して同じような影が描画されます。
コンテンツ上に描画されるMaterialには様々な形や色があります。 しかしコンテンツはMaterialに厚みを持たせません。
コンテンツとMaterialの性質は切り離して考える事が出来ます。 しかしMaterialの範囲内でのみコンテンツを表示することができます。
マテリアルは確実な物です。
入力イベントはMaterialを越える事はできません。
良い例
悪い例
複数あるMaterialの要素は同じ空間を所有することはありません。
良い例
悪い例
Materialは他のMaterialをすり抜ける事はできません。
例えば、単純に高さを入れ替える場合に 一枚のMaterialシートが別のMaterialシートを通り抜けるような事はできません。
Transforming material
Materialは形状を変化させることができます。
Materialは平面方向に対してだけ形を変えます。
Materialは決して折れたり曲がったりしません。
複数のMaterialシートは単一のMaterialシートに結合する事が出来ます。
Materialは、複数に分けた後また結合する事が出来ます。
もし、Materialシートから別のMaterialとして切り出したとき、その切り出したMaterialシートは元のMaterialシートに再結合し、再度一つのMaterialシートとして扱うことができます。
Movement of material
Materialはどのような場所にでも自然と現れ消えることが可能です。
Materialは任意の軸に沿って移動することができます。
一般的にz軸の動きはMaterialの特性とユーザー操作の組み合わせの結果です。
簡単に説明すると
Material は通常の少し硬い「もの」のように考えてください。曲がったり折れたりしない厚さ 1dp のものです。ただ、大きさを変えたり現れたり消えたりくっつけたり離れたりすることができます(なんとも都合の良い)。
私感
物理的にそこにある「もの」としてMaterialを考えることで「表現」をつくろうとしているのではないかと思います。若干都合のいいものもありそうですがそれなりに理由があってのことだと思います。