このエントリーは「HTML5 Advent Calendar 2014」12月5日の記事です。「HTML5の正式勧告おめでとうございます!これで実装も安定してよかったね!」ということなのか調べてみました。既に色々記事になっていますので読まれている方も多いと思います。尚色々な記事からまとめてますので表現的に誤りがあるかもしれませんが目をつむってくださいませ。
HTML5 Advent Calendar 2014 - Qiita
W3C
W3Cとは御存知の通り、World Wide Web Consortium(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)のことでWorld Wide Webで使用される各種技術の標準化を推進する為に設立された標準化団体です:
World Wide Web Consortium (W3C)
W3C Technical Report Development Process
W3C技術レポートの開発プロセスは、Web技術の標準化をW3Cのワーキンググループに続いてのステップと要件のセットです。厳格なルールに基づきHTML5の仕様を策定しています。
- サポート複数の仕様の開発方法論
- 安定した技術報告書の内容について合意を最大化
- 高い技術と編集の品質を確保する
- 仕様間の整合性を促進
- Web標準のロイヤリティフリー、相互運用可能な実装を容易にし、
- W3Cによる保証とより広範なコミュニティを獲得することができます。
技術報告書を進める際に、W3Cは次の手順を実行します。
World Wide Web Consortium Process Document
WHATWG(Web Hypertext Application Technology Working Group)
WHATWG community という団体があります。HTML4の時代にW3Cの方向性や対応に対し不満を抱いていたApple、Mozilla、Operaに所属するメンバーにより立ち上げられた団体です。Microsoft は patent policy が存在しないことを理由に WHATWG の活動には参加していません。ただし、何度か WHATWG のメイリング・リストに仕様案に対するコメントを送っています。 また W3C にある WHATWG の Bugzilla での議論には Microsoft の社員も参加しています。
Web Hypertext Application Technology Working Group
HTML Living Standard
ここで面白いセクションがあります:
https://html.spec.whatwg.org/multipage/introduction.html#is-this-html5?
1.2 Is this HTML5?
In more length: The term "HTML5" is widely used as a buzzword to refer to modern Web technologies, many of which (though by no means all) are developed at the WHATWG. This document is one such; others are available from the WHATWG specification index.
「HTML5って流行り言葉でしょ?」って面白いです。
bugzilla
bugzillaとは、Mozilla Foundationが開発、使用してきたウェブベースのバグ管理システムです。
Home :: Bugzilla :: bugzilla.org
W3CとWHATWG
W3Cは、厳格な手続きに添って仕様を確定させますが、WHATWGは比較的自由で先進的なやり方で仕様・実装を決め進めているようです。現状うまくバランスが取れていてうまく行っているのかなと思います、実情はわかりません。W3CとWHATWGに関しては少し古いですが記事もありますので一読されることをおすすめします。
Webの歴史
フォクすけのWebの歴史です:
http://foxkeh.jp/downloads/history/history-foxkeh.pdf
ウェブの進化
有名なウェブの進化です:
最後に
HTML5というバズワードで終わるWebではありません、まだまだ進化しています。大人の事情のようなものがありますがまだまだ学ぶものが多そうです。